2022年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード

初日「65」のマキロイが「76」 “今季最難関”ベイヒルに悲鳴

2022/03/06 10:25
牙をむいたベイヒルに苦しむ一日となった(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 3日目(5日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

初日「65」で首位発進したロリー・マキロイ(北アイルランド)は「76」をたたき、「ハードだったね。イライラしないようにするのが難しかった」と首を振った。

深いラフ、硬くて速いグリーン、そして午後スタートの上位陣は悩ましい横風との闘いも強いられた。この日のベストスコアは午前中にティオフしたスコッティ・シェフラークリス・カークの「68」。フィールドの平均スコアは「74.065」とオーバーパーを記録した。

テーラー・ゴーチは「72」とパープレーにまとめ、通算7アンダー首位タイに浮上しても疲労感たっぷり。「スーパー、スーパー難しいね。苦行だった」

威勢が良かったのは、ゴーチと並んでトップに立つビリー・ホーシェル。163ydのパー3となる14番を例に挙げ、「ピンを狙うつもりもなかったし、グリーンの真ん中に打つことだけを考えた。(狙い通りにパーオンして)本当に良い仕事ができたよ。僕らは大体PWを持つと思うんだけど、PGAツアーの選手がPWでグリーンに乗せただけでうれしいことって、何回くらいあると思う?」。その上で「試練が多くて疲れるけど、これこそがゴルフだと思う」と力説した。

3日間を通じた平均スコア「73.566」は、前週「ザ・ホンダクラシック」の4日間平均「71.341」(パー70)を上回って今季最も大きな数字。首位スタートから「75」で1打差3位に後退したビクトル・ホブラン(ノルウェー)はひと桁アンダーでの優勝争いを楽しめるか問われ「正直に言って、そうでもない」と素直だった。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)

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