「精度を高めないと」 金谷拓実は1打届かず
2022/03/05 09:58
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 2日目(4日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
金谷拓実は3バーディ、5ボギーで連日の「74」となり、通算4オーバーで1打届かず予選落ちを喫した。
「チャンスも少なかった。残念です」と肩を落とした18ホール。ピン方向に飛んだティショットが奥までこぼれた2番(パー3)でボギーが先行した。3番で8m、5番で9m、8番では14mと前半だけで長いバーディパットを立て続けに沈めたものの、なかなかチャンスを作れない展開に神経をすり減らした。
3打目を1mに絡めた4番(パー5)で決めきれなかった悔しさも募るが、「でも、それ以前の問題ですね。もうちょっと精度を高めたりしないと…」。2日間のフェアウェイキープ率はフィールド19位の67.86%(19/28)だった一方、飛距離で勝る米ツアーの選手より長い番手で硬いグリーンを狙ったパーオン率は同100位の47.22%(17/36)にとどまった。ショートゲームでも苦戦し、課題を受け止めた。
午前8時38分スタートと早い時間帯でプレーを終えると、練習場で打ち込みを敢行した。現時点の世界ランキングは60位で、4月の「マスターズ」前に出場の可能性があるのは最大2試合。まずは上位64人が出場できる「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」(23日~/テキサス州オースティンCC)を念頭に米国で自分を磨く日々を過ごす。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)