ジェイソン・デイの母デニングさんが死去 肺がんで闘病

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 初日（3日）◇ベイヒルクラブ＆ロッジ（フロリダ州）◇7466yd（パー72）

ジェイソン・デイ（オーストラリア）は3日、母のデニングさんが2日夜に死去したと自身のSNSで明らかにした。5年にわたって肺がんとの闘病生活を送り、「昨晩、安らかに僕たちのもとを離れた」という。65歳だった。

デイは12歳のときに父アルビンさんを胃がんで亡くし、女手ひとつで育てられてきた。フィリピン人のデニングさんは息子を全寮制の学校に入れ、トッププロへの道を全力でサポート。2016年には、がんの進行度はステージ4で余命1年と宣告されたが、米国で手術を受けて回復にこぎつけた。

インスタグラムに生前の母を囲む家族写真を投稿したデイは「本当に胸が痛いけれど、ここ2年にわたってずっと一緒に過ごせたというギフトに、心から感謝している。彼女は最後まで戦った。僕の成功のため、人間的な成長のために、母が払ってくれた犠牲をずっと忘れない。本当に寂しい」とメッセージを添えた。

デイは今週出場を予定していた「アーノルド・パーマー招待」を大会前に欠場した。