2022年 ソニーオープンinハワイ

4日間戦ったアマ世界1位の中島啓太「ここが自分のスタートライン」

2022/01/18 07:42
キャディとしてツアー勝利経験のあるクリス・ジョーンズさん(左)と4日間戦い切った

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(16日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

実力が試されるコースへの恐怖心が勝り、メンタル的な弱さが出て悔しさを味わって迎えた最終日。アマチュア世界ランキング1位の中島啓太(日体大3年)はたかぶる気持ちを抑えながら第一打を放って歩き出した。「昨日の悔しい思いをしっかり込められた」と最後は5バーディ、2ボギーの「67」でプレー。通算10アンダー41位で米国でのPGAツアー初戦を終えた。

出だしで2.5mを沈めてバーディ、4番でボギーを喫して前半をイーブンとしたが、サンデーバックナインに入ると10番、11番でバーディを奪ってスコアを伸ばしていった。12番で177ydからのセカンドで果敢に攻めて3m強につけたが、これを決めきれずにパー、13番はアプローチで寄せられずボギーとした。「まだまだ甘いところ」はあるが、トップレベルの舞台でアンダーパーで終えたのは自信になった。

大会を終えて、「自分にできることだけをやろうと思っていたんですけど、まさか予選通過できて、こんなに楽しく大会を終われると思っていなかった。この試合が自分のスタートラインだと思っているので、ステップアップしていけるように自分のできることを頑張っていきたい」と総括した。

日本語と英語を教え合っていたそう。クリス・ジョーンズさんのメモには日本語を覚えようとしている形跡があった

予選を通過して戦える力があることはわかったが、まだ米国では1試合をこなしただけ。ラフの芝質やグリーン形状がさまざまなコースがあり、そこでトップ選手と戦うためにも「心技体ともに強くならないと戦えない。何かが足りなければ全然通用しないと思う。松山(英樹)さんのように自分をしっかり持って、強い選手になりたい」と思いを新たにする。

次に控える試合は現時点では4月の「マスターズ」になる。まずは帰国して自主隔離をしたのち、所属するナショナルチームの合宿に参加する。「そこでしっかりチームとして自分もできることをしっかり後輩に見せて、自分はマスターズに向けて100%の準備をしていきたい」と次なるチャンスに照準を合わせる。

4日間、中島のバッグを担いだクリス・ジョーンズ氏は日本人選手を担いだのは今回が初めてだという。「彼はとても堅実で、穏やかな性格。リアクションをしすぎず、でも心をオープンにして分からないところがあればちゃんと聞いて理解しようとする。PGAに来る日が楽しみだよ」と若人の活躍に期待を寄せた。(ハワイ州ホノルル/石井操)

2022年 ソニーオープンinハワイ