2022年 ソニーオープンinハワイ

勝率は? 松山英樹のプレーオフ戦歴を振り返る

2022/01/17 19:45
松山英樹が演じた激闘の数々をプレーバック

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 最終日(16日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

1983年に青木功がPGAツアー日本人初優勝を遂げたハワイの地で、松山英樹が逆転優勝を果たした。昨年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」に続く今季2勝目は、アジア勢最多に並ぶツアー8勝目。そのうちプレーオフの末につかんだ勝利は4勝にのぼる。松山のPGAツアーでのプレーオフ戦歴を振り返る。

■2014年 ザ・メモリアルトーナメント

記念すべきPGAツアー初優勝もプレーオフだった

最終日に2打差を追いつき、ケビン・ナとのプレーオフへ。1ホール目をパーで切り抜け、ジャック・ニクラスがホストを務める一戦でPGAツアー初優勝を手にした。日本人としては4人目、最年少22歳でタイトルを手にした。

■2016年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン

“アウェー”をものともしなかったリッキー・ファウラーとの激闘

2年連続で最終日最終組となり、最終18番でそろってバーディを決めたリッキー・ファウラーとの一騎打ちに。PGAツアー屈指の観客動員を誇る大会の大ギャラリーから「USAコール」が飛び交う“アウェー”にも動じることなく、4ホールに及ぶ激闘を制した。

■2017年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン

日本人初の大会連覇は渾身のバーディで決めた

ディフェンディングチャンピオンとして臨み、最終日に4打差を追いついた。ウェブ・シンプソンとの戦いは前年に続いて4ホール目までもつれたが、バーディで決着。大会連覇で日本人最多のPGAツアー4勝目に花を添えた。

■2021年 WGCフェデックス セントジュード招待

日米でプレーオフを“連戦”して惜しくも敗れた(Dylan Buell/Getty Images)

首位と9打差から出た最終日に「63」の猛チャージ。前週「東京五輪」でも銅メダルをかけたプレーオフまで残ったばかりだった。アブラム・アンセル(メキシコ)、サム・バーンズとの戦いに惜敗。日本での2試合を含め、ツアーでのプレーオフで初めて敗れた。

■2022年 ソニーオープンinハワイ

おどけた表情も充実感の証し?

5打ビハインドとなったサンデーバックナインで底力を見せ、最終18番のバーディでラッセル・ヘンリーを捉えた。プレーオフでは3Wを振り抜いた2打目をピンそば1mにつけるスーパーショット。圧巻のイーグルでアジア勢最多に並ぶツアー8勝目を挙げた。

2022年 ソニーオープンinハワイ