トム・ワトソンが「マスターズ」の名誉スターターに

海外メジャー「マスターズ」の主催者は11日、歴代覇者のトム・ワトソンが4月に開催される第86回大会の名誉スターターに決定したと発表した。大会初日の4月7日にジャック・ニクラス、ゲーリー・プレーヤー（南アフリカ）とともに参加する。

ワトソンは72歳。1977、81年にマスターズを制覇、2位が3回などトップ10入りは15回を誇る。グリーンジャケットを複数回獲得した17人のうちの1人で、平均スコア「72.74」は大会史上5位にランクされている。

ワトソンは「4月のオーガスタナショナルは、私のお気に入りの場所の一つ。若い頃にマスターズを観戦し、その後長年にわたってトーナメントに参加してきた多くの思い出とともに、友人でありプレーヤー仲間であるジャックとゲーリーに加わることができて大変光栄に思う」とコメントした。

また、オーガスタナショナルGCのチェアマン、フレッド・リドリー氏は、「トムが我々の招待を受け入れてくれたことを光栄に思う。世界中の何百万人のファンとともに、ジャック・ニクラスとゲーリー・プレーヤーというトーナメントの歴代の名選手と並んでティショットを打つことを楽しみにしている」と述べた。

今年のマスターズは、昨年、日本人として初制覇を遂げた松山英樹がディフェンディングチャンピオンとして迎える大会となる。