金谷拓実は米ツアー初トップ10入りにも浮かれず「優勝争いは遠い場所」
2021/10/25 08:00
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(24日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC (千葉県)◇7041yd(パー70)
金谷拓実がボギーなしの4バーディ「66」で回り、通算5アンダー7位でPGAツアー初のトップ10入りを果たした。
前半で3つ伸ばし、トップ10が見えてきた後半はチャンスで打ちきれずにショートする展開が続いた。それでも、難度3番目の17番でセカンドを2mに絡めるバーディ。「後半少しナーバスになっていた。17番は4日間でバーディ3つ獲れているから、意外と相性がいいホールなのかな」とうなずいた。
「いいプレーができたかな。最後まで食らいついて、少しは自信になった」としつつ、リーダーボードの上を見て表情を引き締める。「日本でやっているから(コースへの)慣れというのもある。これが米国本土だと選手層も変わってくるし、コースも変わってくる。(優勝争いは)遠い場所なのかなと思います」。自身とは10ストローク差で優勝した松山英樹を祝福するために18番グリーンにも駆けつけた。
28日開幕の国内ツアー「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ」(茨城・美浦GC)の期間中は調整に充て、シーズン最終盤の5試合に備える。「賞金王もやっぱり狙わないといけない。残り5戦、できるだけ優勝したい」。賞金ランキング4位から、2013年の松山以来となるルーキー賞金王を目指す。(千葉県印西市/亀山泰宏)