2021年 BMW選手権

「後半崩れる」 松山英樹がねじ伏せた“最近の流れ”

2021/08/27 09:07
松山英樹が好スタートを切った

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 初日(26日)◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7542yd(パー72)

「(最近)後半崩れるので」。23日(月)まで行われたプレーオフシリーズ第1戦「ザ・ノーザントラスト」では2日目から3ラウンド連続で後半にスコアを落としていた松山英樹。この日もやはり後半に踏ん張りどころが訪れた。

後半ティショットが乱れながら耐えた

1番でボギー発進も、4番からの3連続など前半だけで5バーディ。PGAツアー初開催のコースで展開される伸ばし合いについていった中で迎えたバックナインだった。1Wショットを左へ大きく曲げた9番から乱れる場面が出てきたティショット。14番で右のフェアウェイバンカーに突っ込んだ。

セカンドできっちりグリーンを捉え、上からの9mを2パットのタップインパー。ひとつしのいだところで、続く15番は1Wショットが左ラフに飛んだ。

ピンチの場面は冷静なジャッジと技術で対応

思考を巡らせたのは花道からの3打目。12番(パー5)では花道から3mオーバーさせていた。この日は午後1時14分と遅いスタート。前日まで軟らかかったグリーンは後半に入って、徐々に硬さを増している。イメージのずれがミスを生んだことを踏まえた上で目の前の状況を整理。クラブを持ち替え、1.2mに寄せてピンチを脱した。「15番は、逆にきのうまでの(軟らかい)感じかなって思って、いいパーが獲れた。(後半)最後までボギーを打たずに終われたのが良かった」とうなずいた。

17番(パー3)で6mのバーディパットを流し込み、6バーディ、1ボギーの「67」でホールアウト。「良かったり悪かったりする。(フェアウェイを捉えた18番のティショットも)まあ、結果は100点だけど…」と慎重な口ぶりだが、首位と3打差で12人が並ぶ7位グループにつけた。(メリーランド州オーウィングスミルズ/亀山泰宏)

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