2021年 ウィンダム選手権

「最悪だ」リッキー・ファウラーが早すぎるシーズン終戦

2021/08/14 14:08
米国の人気者ファウラーがキャリアで初めてプレーオフシリーズ進出を逃した

◇米国男子◇ウィンダム選手権 2日目(13日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70)

リッキー・ファウラーが早すぎる2020-21年シーズンの終わりを迎えた。フェデックスカップランキング130位とプレーオフシリーズ進出圏外で迎えたレギュラーシーズン最終戦。松山英樹ジャスティン・ローズ(イングランド)とのペアリングで多くのギャラリーを引き連れたPGAツアー屈指のスタープレーヤーは連日のオーバーパーをたたいて、通算3オーバー138位で予選落ちを喫した。

キャリアで初めてプレーオフシリーズ進出を逃す結果に「最悪。ガッカリだよ。何年も世界のトップ5、トップ10に入ってきた。今の自分は思い描く状態にない。こんな立場にはなりたくないよ」。さすがに嘆き節が並んだ。

2017年にはパットのスコア貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」でツアー1位に輝いたこともあるパターの名手だが、今季は同スタッツで131位に沈む。「キャリアを通じて、ずっと頼りにしてきた部分。しかし、この2、3年はそれができなくなっている。パッティングがうまくいっているときは、優勝するチャンスがあるはずなんだ」

シーズンで明暗が分かれた2人。松山英樹はメジャータイトルをつかんだ

2015年「ザ・プレーヤーズ選手権」優勝後に異なる2つのシーズンでタイトルを獲得したことにより、22-23年シーズンまでシードの心配はない。「シーズンが終わってしまったことで、モチベーションはさらに上がったよ。自分が何をすべきか考え、実行に移すつもりだ」。まずはスイングコーチ、トレーナー、キャディらチームメンバーと話し合い、復活に向けて今後数年間の計画を練るという。

2021-22年シーズンの開幕戦となる9月「フォーティネット選手権」(カリフォルニア州シルバラードリゾート&スパ)でリスタートを予定している。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/亀山泰宏)

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