米国男子ツアー

男子世界ランクの仕組みを来年8月に変更 “かさ上げ”を廃止

2021/08/12 13:47
世界ランキング17位の松山英樹(写真は2021年WGCフェデックス セントジュード招待)

男子ゴルフ世界ランキングの運営委員会は11日、ポイント付与の仕組みを2022年8月14日付のランキングから変更すると発表した。新たに導入される各選手のストロークゲインド・ワールドレーティング(SGWR)という指標から、試合ごとに付与する総ポイントを算出する。

出場選手層の強さと厚さだけに基づいて付与ポイントを割り出すことで、ツアーの旗艦大会や特定のツアーに与えられてきたポイントの“かさ上げ”を廃止し、偏りをなくす。

PGAツアーや欧州ツアーのほか、日本ツアー、下部のAbemaTVツアーなど世界の23ツアーが対象となる。

メジャー大会(マスターズ、全英オープン、全米オープン、全米プロ)、プレーヤーズ選手権の優勝ポイントは従来通り、それぞれ100ポイント、80ポイント。ほかのすべてのトーナメントの優勝ポイント上限は80ポイントとなる。

世界ランキングはこれまでと同様、過去2年間の出場試合で獲得したポイントの平均に基づいて決まる。予選を通過したすべての選手にポイントが与えられる。