松山英樹「メダルが獲れなかった以上はなんの評価も…」/一問一答
◇東京五輪 男子最終日(1日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)
松山英樹は銅メダルをかけた7人によるプレーオフの1ホール目でパーパットを外して脱落、メダル獲得はならなかった。主な一問一答は以下の通り。
――初めての五輪を終えて
まあ、悔しいっすね。17番が終わった時点で(金メダルは)ほぼないと思っていたので、(18番で)セカンドが入るしかチャンスがないのは現実的ではないと思ったので、バーディを獲って上がれたらなと思ったけど、それがかなわず。プレーオフで良いティショットを打てたので、決めることができたらなと思ったけど、セカンドはジャッジミスというか、そういうので残念な結果になりました。
――14番で1打差になった
11番、12番で(バーディを)獲れたっていうのが大きかったし、14(番)でリーダーボードを見たときに、ローリー(サバティーニ)が17アンダーで上がっているので、それ以上いかないと金メダルはないと思っていたし、上がり3つ獲ればいけると思ったけど、なかなか思うようにはいかなかったですね。
――パッティングに苦しむ場面もあった
ある程度、それは想定しながら、ショットで獲るしかないっていうのは、今日のラウンド前からわかっていた。途中、11番、12番と良い流れになりそうなところで、ザンダー(シャウフェレ)もミスをして、行けるかなと思ったけど、なかなか詰めがうまくいかないとこういう結果になるんだなと改めて思いました。
――パターは不安を抱えたままスタートした?
久々の試合ですし、優勝争いもなかなかしていなかったので、新たなことをやり始めて、どういう反応をするかなと思っていたので、難しくなるとも思っていたし、逆にうまくいくかもしれないけど、ショットでチャンスを作らなくちゃいけないとは思っていました。
――病み上がりの初戦だったが、ゴルフ的には?
結果がすべてなので、メダルが獲れなかった以上はなんの評価もないですね。
――五輪はいつもと違うものはあった?
やっぱり家に帰っても、ずっとオリンピックばっかりやっているし、テレビで見る人たちは4年に1回くらいしか注目されないって考えると、ゴルフはメジャーがあって、その分めぐまれているのかなっていう思いはあった。4年に1度しかないので、僕もここで結果を出したい気持ちは強かったけど、なかなかそういうふうにはならなかった。それでも、ここでこういう経験をできて良かったなと思います。