2021年 東京五輪

パリ、セントルイス、リオ、東京 五輪男子ゴルフ競技を振り返り

2021/08/02 17:25
東京五輪コース

東京五輪 男子最終日(1日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

五輪男子ゴルフ競技は東京大会で4度目の開催。1900年パリ(フランス)で始まり、1904年セントルイス(米国)、2016年リオ(ブラジル)と続いてきた。過去の大会を振り返ってみた。

■1900年 パリ五輪

初めてゴルフ競技が採用され、男女の個人競技2種目で争われた。男子は36ホールのストロークプレー。チャールズ・サンズ(米国)が金メダルを獲得し、ウォルター・ラザフォード(英国)、デビッド・ロバートソン(英国)と続いた。サンズはゴルフだけでなく、テニス競技にも出場していた。

■1904年 セントルイス五輪

男子の個人競技と団体戦の2種目。女子は競技から外れた。個人競技は前回のストロークプレーからマッチプレーに形式変更。ジョルジュ・リヨン(カナダ)が金メダルを獲得し、チャンドラー・イーガン(米国)が銀、バート・マッキニー(米国)とフランシス・ニュートン(米国)の2人が銅メダルを獲得した。団体戦は米国が金、銀、銅を独占した。

■2016年 リオ五輪

メダルを獲得した3選手。(左から)銀のヘンリック・ステンソン、金のジャスティン・ローズ、銅のマット・クーチャー(Ross Kinnaird/Getty Images)

1904年セントルイス以来、112年ぶりにゴルフが復活。男女それぞれ72ホールのストロークプレーで争われた。日本のエースとして期待されていた松山英樹は、当時ブラジルで流行していたジカ熱などを懸念して出場を辞退した。日本男子は池田勇太片山晋呉が出場し、池田は21位、片山は54位に終わった。

ジャスティン・ローズ(英国)が金メダルを獲得、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が銀、マット・クーチャー(米国)が銅と続いた。

■2020年 東京五輪

コロナ禍のため、1年延期された東京五輪。埼玉・霞ヶ関CCで開催され、日本勢は松山英樹星野陸也が出場した。松山英樹は1打差2位で最終日を出て「69」。通算15アンダーの3位で並び、銅メダルをかけた7人によるプレーオフを戦ったが、1ホール目でパーを拾えず脱落し4位に終わった。星野は38位。

3年後の2024年パリ五輪でもゴルフは採用される。2018年に欧州選抜と米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」も開催されたル・ゴルフナショナルで争われる。

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