練習ラウンドはひとりで 浅地洋佑「自分のゴルフに徹したい」
◇メジャー第5戦◇全米オープン 事前情報(15日)◇トーリーパインズGCサウスC(カリフォルニア州)◇7652yd(パー71)
「世界ジュニア」に出場するためにトーリーパインズを訪れたのは、今から12年前のこと。浅地洋佑にとって初めての「全米オープン」だが、「回ったことがあるコースでメジャー大会を戦えるのはすごくうれしい。(コースは)覚えていましたね」と、古い記憶も今週の助けとなりそうだ。
この日までに2.5ラウンドをこなしたが、「距離は長いけど、結構広く感じます」と浅地はいう。フェアウェイは硬いが、浅地の平均飛距離(276.11yd/今季)だと「平らなところにキャリーすることが多いので、フェアウェイの幅に打っていけば止まる」と、ティショットは比較的ストレスなく打つことができるという。
1ラウンドした先週土曜日と、9ホールずつの日曜、月曜の練習ラウンドはたった一人でプレーした。「みんなすごいパワーゲームなので、あまり人のゴルフを見ないで自分のゴルフに徹しようと。自分で決めたことを練習で試しながら、一人でやることに決めていた」と、自身のゴルフを突き詰めてきた。
「一番出たかった」という今大会。自身メジャー初出場となった2019年「全英オープン」は予選通過して67位。今回は「30位以内」を目標に設定している。「しっかり振れているし、距離感もあっている。あとは緊張したときにどうなるか」と、2日後に迫った開幕を見据えている。
すでに今年だけで日本勢が海外メジャーを男女それぞれ1回ずつ制した。「2つともテレビで見て、すごい刺激をもらったし、この波に乗らないといけないなと思う。笹生(優花)さん、畑岡(奈紗)さんも良いプレーをしていたし、そこまでとは言わないけど、4日間しっかり良いプレーをしたい」と意気込んだ。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)