石川遼がトーリーパインズに帰ってきた「良い思い出もあるコース」
2021/06/16 15:55
◇メジャー第5戦◇全米オープン 事前情報(15日)◇トーリーパインズGCサウスC(カリフォルニア州)◇7652yd(パー71)
2年連続6度目の出場となる「全米オープン」。石川遼は「楽しい記憶もあるし、良い思い出もいっぱいあるコース。まずは最高な気分です」と、PGAツアー参戦時に幾度もプレーしたトーリーパインズに戻ってきた。
14年の7位を含めて、トップ20入りが3度ある好相性のコースの1つ。石川はその要因を「1つは難しいからスコアの伸ばし合いにならなくて、ショットのミスも外しどころを間違えなければ、そんなに(上と)離されない」と分析する。
ただ、(ファーマーズが開催される)2月と比べると、グリーンは硬く、ラフのようすも違う。「ファーマーズのときは、長いけど冬芝で根が柔らかい。(芝の)強さでいったら、今週はかなりきつい」と太い茎を持つキクユ芝を警戒した。
事前準備も重ねてきた。今週はパー3や、深いラフに対応するために7Wを投入予定。「ラフから打つウッドをウイングドフット(20年全米オープン)で多用したので7Wを作ってみるかっていう感じです。去年は5Wを入れたけど、風が吹いたら2Iが必要になる。2Iが必要になったら5Wは入れられないから、4Iを抜いて7Wを入れました」。よく知るコースだけに、日本での事前準備も順調だった。
「体調も悪くないし、ゴルフの調子も悪いという感じはない。コースに対しての攻め方がすごくキーになると思う」という石川。まずはメジャー2戦連続となる予選突破を目指していく。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)