2021年 ザ・メモリアルトーナメント

デシャンボーVSケプカ 場外乱闘の舌戦はPGAツアーも巻き込むか

2021/06/08 15:22
大会2日目、10番ティエリア付近でプレーを待つブライソン・デシャンボー(Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日(6日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7543yd(パー72)

ブライソン・デシャンボーブルックス・ケプカの過熱する“舌戦”がPGAツアーを巻き込む騒動に発展する可能性が出てきた。

2人は数年前からデシャンボーによるスロープレー問題をきっかけに関係が悪化していた。確執が再び顕在化し、事態が大きくなったきっかけは2週前の「全米プロゴルフ選手権」最終日。テレビのインタビュー中に後ろを通りがかったデシャンボーにケプカがいら立つ様子を見せたことから、SNS上でファンを巻き込んだ騒ぎになった。

前週の「メモリアルトーナメント」2日目、デシャンボーには一部のギャラリーから今大会に出場していないケプカの名前が浴びせられた。いたずらに「ブルックス!」と繰り返す来場者を警備員がつまみ出したという報道もある。

それを受けてケプカは自身のSNSで「試合中に僕の名前を呼んでくれたのを聞いた。プレーはしていないがみんなのサポートに感謝するよ」として、自身のスポンサーであるビール会社の商品を50人にプレゼントするという内容の映像を投稿した。

再び挑発されたデシャンボーは3日目に「ツアーが扱うべきことだと思う。僕はコントロールできない」として自身の代理人がPGAツアーと話し合いを持つ可能性を示唆。今週の「パルメット選手権」(サウスカロライナ州コンガリーGC)にはケプカだけがエントリー。翌週の「全米オープン」(カリフォルニア州トーリーパインズGC)で両者がフィールドにそろう。

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