2021年 全米プロゴルフ選手権

全米プロゴルフ協会CEOが18番ホールの観客殺到めぐりミケルソンとケプカに謝罪

2021/05/25 15:57
18番の第2打を打ち終えるとギャラリーに囲まれた(撮影/田邉安啓)

◇メジャー第4戦◇全米プロゴルフ選手権 最終日(23日)◇キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース (サウスカロライナ州)◇7876yd(パー72)

全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)のセス・ウォーCEOが、大会最終日の18番ホールでの観客対策が不十分だったとして、メジャー最年長優勝を果たしたフィル・ミケルソンと、同組でプレーしていたブルックス・ケプカの2人に謝罪した。24日、公式ツイッターに声明を出した。

A statement from PGA of America CEO Seth Waugh. pic.twitter.com/nY0IKCgqe3

— PGA of America (@PGA) 2021年5月25日

最終18番ホールでフェアウェイにギャラリーが開放されると大勢がなだれ込み、2人が取り囲まれるような状況になった。右膝を負傷しているケプカは「何度かひざを打ったことは楽しめることじゃない」などと話していた。

同CEOは声明の中で、「ファンの熱心な参加を歓迎する一方で、昨日の歴史的な全米プロゴルフ選手権の終了間際に、観客の高揚感と抑えきれない感情が警備を一時的に圧倒し、2人の選手とキャディが無防備になったことを残念に思う。我々は常にプレーヤーの安全を第一に考えており、秩序が回復したことに感謝している。両選手と話をして、協会を代表して謝罪した」と述べた。

大会では当初、新型コロナウイルスの影響を考慮して観客数を1日あたり1万人に制限することを発表していたが、全米およびサウスカロライナ州で規制が緩和されたことで、大会期間中の観客数は増えていた、という。

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