トーマス、ラーム、マキロイ 「東京五輪」出場に意欲
2021/05/19 13:18
◇メジャー第4戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(18日)◇キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース (サウスカロライナ州)◇7876yd(パー72)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止の声も上がる今夏の「東京五輪」について、欧米の一部の男子トップ選手たちが18日、出場の意思を表明した。
世界ランキング2位で米国代表の1番手につけるジャスティン・トーマスはコロナ禍での開催に伴い、家族や知人、サポートスタッフの帯同が困難になることを残念がりながらも、「義務感ではなく個人的な願望として出場したい。金メダルを獲得したときの興奮や感情は想像できない。小さい頃にオリンピックでゴルフを観る機会はなかったから」と国を代表する立場への名誉を口にした。
世界ランク3位のジョン・ラーム(スペイン)は欧州選抜の一員として出場する「ライダーカップ」に出場する感覚と「とてもよく似ている」と指摘した。「アマチュア時代にスペイン代表として欧州選手権などで優勝したときは本当に喜ばしかった。プロになってもそうなれば最高だ」
ロリー・マキロイ(北アイルランド)はアイルランド代表として出場が濃厚。「確かに通常の伝統的なオリンピックの経験はできないだろう。僕らはそういう時代に生きている。(今後)アジアでの試合に出るときとそう大差はない。ゴルフ場とホテルの往復だけになる」と感染防止対策のため規模が縮小されることを覚悟しつつ、「理想的ではないが、経験したことがないことを味わう良い機会でもある」と理解を示した。
世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)のほか、アダム・スコット(オーストラリア)、ダニー・リー(ニュージーランド)は過密日程を理由に出場を辞退した。