藤田寛之、昨年のリベンジに向け準備万端
2009/08/10 11:06
8月13日(木)から米国ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルGCで開幕する、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」。9日(日)、2年連続出場となる藤田寛之がコース入りし、今週への意気込みを語った。
藤田がボールを打ち始めたのは夕方過ぎ。当初はレジストだけを行う予定だったが、約80球の打ち込み、アプローチ練習などを行い、「ちょうど良い体慣らしになりました」と、長時間の移動直後にもかかわらず表情は晴れやかだ。
初出場だった昨年は、日本勢でただ1人決勝ラウンドに進出する健闘を見せたものの、「4日間で20オーバーは(自身の)過去最多だし、こてんぱんにやられた」と、難コースに打ちのめされた悔しさだけが残った。「日本のコースよりも総合力が問われる。普段は使わない引き出しを開けないといけない。やろうと思えばできるけど、まだそれだけの経験値と自信がない」。特に海外選手との違いを痛感したのが、グリーン周りのロブショット。昨年大会では、52度と57度のウェッジで臨んだが、「限界を感じた」と、帰国後は53度と59度に変えて、引き続き使い続けてきた。その成果を試す時が、間もなくやって来るわけだ。
さらに、9番ウッドを抜いてボールが止まりやすい4番アイアンをバッグに入れる予定で、5番ウッドは「コントロール性が増すし、ラフからの抜けもいい」と、一回り小ぶりのヘッドのタイプを使用予定。1年前のリベンジに向け、着々と準備は整っている。