松山英樹 チャンピオンズディナーでは寿司をメニューに?/ツアー復帰戦・一問一答
◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 事前情報(11日)◇TPCクレイグランチ (テキサス州)◇7468yd(パー72)
4月の「マスターズ」で日本男子初のメジャータイトルを獲得した松山英樹が11日、ツアー復帰戦となる大会を前にリモートでの公式会見に出席した。新型コロナ禍による隔離期間が多くを占めた帰国中の日本での過ごし方を明かし、ディフェンディングチャンピオンとして臨む次回大会の「チャンピオンズディナー」で寿司をメニューに加えるプランも披露した。
―マスターズ優勝からちょうど1カ月が経過。実感は
日本に帰っていたが、2週間は(自主隔離で)何もできなかった。そのあと少し両親に会いに行ったり、子どもと会うなかで徐々に実感が湧いてきた。
―日本での反応は
帰ってすぐは僕のニュースを見ているのが不思議な感じ。誰とも会わずにニュースを見ているのがおもしろいというか、違和感がありました。
―自分の記事などをメディアでたくさん目にしたか
そこまで(多く)見るのは初めてでした。恥ずかしいというかくすぐったい感じがしました。
―メジャー制覇を遂げて次の目標は
マスターズで優勝したことによって、いままでは優勝しても「どこがいけなかったか(悪かったか)」という気持ちがあったが、今回はそうならなかった。練習は今週になって、ちゃんとやり始めた。(次週)全米プロがあるが、今週良い状態にすることが大事かなと思う。時間がかかりそうな雰囲気があるが頑張りたい。
―これまで以上に日本のメディアから注目される
うれしいこともありますし、悪いときは「ほっといてよ」というのもあるが、それも含めてもっと成長しないといけないと思います。
―マスターズの放送を振り返ったか
ニュースでやっていたものは観ました。「緊張しているな」と改めて思った。そこで戦ったのは自分なんですけど、(放送を)観て緊張している自分がいました。
―グリーンジャケットは
自分の両親に着てもらい、知っている人に見せに行ったりしました。日本に帰ってから着たのは2回くらい。メディア(帰国会見)と日本の首相と会ったとき(内閣総理大臣顕彰の顕彰式)。持ってはいますけど、着てはいないです。
―マスターズ優勝で今後は
勝ったことによって、少しホッとしたというか、(3シーズン)勝てなかった中で、次に勝ったのがマスターズだったのがホッとしている。これからもっとツアーでもメジャーでも勝ちたいと思っているが、今までみたいに(自分を)追い込んで、追い込んでというよりは、少し余裕をもって自分を見られるのではと思います。
―来年のチャンピオンズディナーでは寿司を出す?
寿司を出したいなと思うが、皆が好きかどうかわからない。聞ける人に聞きたい。日本にはおいしい肉もある。そこも考えながら過ごしています。
※マスターズの恒例行事である、歴代王者が集う開幕前のチャンピオンズディナーは前回大会優勝者がメニューを考案するのが慣例。