2021年 マスターズ

松山V 阪神愛のデイリー紙も大展開 河北新報は一面トップ

2021/04/13 17:04
松山のマスターズ制覇を伝える13日の新聞各紙

歴史的快挙となった松山英樹の「マスターズ」制覇について、スポーツ紙は東京、大阪発行を問わず、日刊スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知、デイリースポーツの主要各紙が全て13日付の一面で扱った。

ニッカンとサンスポは4日間計72ホールの詳報を記載するなど計7ページを使って大きく報じた。スポーツ報知は終面にゴルフ愛好家として知られる作家・伊集院静氏の特別寄稿などを掲載した。普段はプロ野球・阪神愛が強めのデイリーも、一面と終面をつなげて大展開した。

一般紙では朝日、読売、産経各紙の朝刊が新型コロナウイルス関連のトップ記事に続く大きさで、一面左肩にグリーンジャケット姿の松山の写真を掲載し「マスターズ制覇」などと報じた(東京版)。

松山が大学時代を過ごした仙台を拠点とする東北地方のブロック紙・河北新報は一面トップで「松山マスターズ制覇 男子メジャー日本勢初」と報じた。

計6ページにわたり、松山の足跡や東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督の会見に加え、松山と東日本大震災の被災者との交流についても伝えた。

担当者は松山について、大学時代を過ごしたのみならず、現在も住民票を置いており、仙台市に対する愛着が深いのではないかと指摘。一方、フィギュアスケートの羽生結弦選手やプロ野球・東北楽天の話題が一面トップになったことはあるとし、「松山選手の一面トップは極めて珍しい。写真がこんなに大きいのは…羽生選手レベルだ」と語った。

松山の出身地の県紙・愛媛新聞も一面トップで扱い、12日には号外も配布した。

2021年 マスターズ