2021年 マスターズ

ケプカはマスターズで初の予選落ち ツアー復帰は「5週間先」か

2021/04/10 11:28
ケプカは5オーバー60位でマスターズ初の予選落ちを喫した(提供:Augusta National Golf Club)

◇メジャー第3戦◇マスターズ 2日目(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7475yd(パー72)

2019年に2位、昨年秋は7位と過去2回トップ10入りしていたブルックス・ケプカは右ひざ痛の影響もあって、6度目のマスターズで初めて予選落ちを喫した。30位から出て2バーディ、5ボギーの「75」で通算5オーバー60位。「ここに来るために一生懸命やってきたのに、このようなプレーになってしまって、かなりがっかりしている」と元気がなかった。

前半3ボギー。出だしの1番からティショットを右に曲げるなどショットに精彩を欠き、3m前後のパーパットもことごとく外した。4つスコアを落として迎えた16番(パー3)で約20mのバーディパットをねじ込んで、パトロンから大拍手。17番ボギーの後の最終18番はフェアウェイからの2打目をバックスピンで1mにつけて、少ないながらも見せ場はつくった。

故障を抱えたひざは前日より痛みを感じなかったというが、下り坂はきつかったと打ち明けた。フィジカルセラピストのマイク・ウォール氏に歩き方を教えてもらい、「大臀筋を少しだけ動かすだけで、少し楽になった。下り坂ではひざを曲げられないので、歩幅を少し短くしたたら、思っていたよりもいい感じだった」

今大会出場にこぎつけるまで、「歩けるかどうかを確認するだけで精一杯で予習はあまりできなかったが、18ホール歩けることが分かったのは良かった。少なくともそれは解決した」とケプカ。「今週がマスターズではなかったら、1カ月はプレーしていなかった。ここにあと2日残っていたらできなかったようなリハビリをするよ」とも。

ツアー復帰については「今はまだ何とも言えない。5週間先のことだと思う。その前に試合をするかどうかは、感触やリハビリの進み具合などを考えないと何とも言えない」と、今後はまずリハビリで筋力アップに努めると話した。

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