2021年 マスターズ

“ガラスのグリーン”本領発揮か 松山英樹「マネジメントと忍耐力が大事」

2021/04/07 08:47
「ゴルフの祭典」開幕まであと2日。練習ラウンドに臨む松山英樹.(Mike Ehrmann/Getty Images)

◇メジャー第3戦◇マスターズ 事前(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7475yd(パー72)

29回目の出場となるフィル・ミケルソンはオーガスタナショナルGCについて、「USオープンのような長いラフはない。フェアウェイがタイトになっているわけでもない。ここの“防御”の要はグリーンなんだ。グリーンが硬ければ、どこにボールを置くか戦略的に考えなければならなくなり、本当の意味でのテストになる」と語る。

コロナ禍で史上初の11月開催となった前回大会は天候の影響もあり、極めてソフトなコンディションだった。週末には雨が降る予報も出ているとはいえ、硬く引き締まったグリーンは5カ月前とは“別物”の感が漂う。

10回目の参戦を果たす松山英樹の見解も同じ。「(前回とは)コースコンディションも全然違う。今週はグリーンがタフなので、マネジメントと忍耐力がすごく大事になってくるんじゃないかと思う」とポイントを挙げた。

日本人初のローアマチュアに輝いた2011年大会から始まったゴルフの祭典での戦い。「いいことも悪いことも、このコースではいっぱい経験してきた」と振り返り、「今年はいいプレーができるように頑張りたい」と力を込める。

4月開催のスケジュールではキャリアで初めて前週もトーナメントをプレーして当地へ乗り込んだ。例年と異なるアプローチも、全ては自分の状態を上向かせて大一番に臨むため。「とてもいい状態にはなってきていると思うので、今週は楽しみだなと思ってます。パトロンがいる、いないという違いも感じているので、今週は本当に楽しみな1週間になるかなと思う」と穏やかに話した。

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