マスターズ前週にお見舞い トーマスが明かすウッズの近況
2021/04/07 07:41
◇メジャー第3戦◇マスターズ 事前(6日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7475yd(パー72)
ジャスティン・トーマスにとって、「マスターズ」直前はタイガー・ウッズ、フレッド・カプルスの歴代覇者との練習ラウンドが恒例になっていた。「あしたはフレディと一緒に回れたらいいね。今朝は寒くて起きる気がしなかったんだろう。タイガーが一緒ならどうだったか分からないけど、彼は僕を見捨てたんだ」と大先輩をいじって笑わせた。
2月に交通事故を起こして重傷を負ったウッズ。大会前週、同じフロリダ州ジュピターに拠点を置くトーマスは自宅療養中のレジェンドのもとへ足を運んだ。「金曜日にもテキストでやり取りしたばかりなんだけど、『だんだん気持ちが落ち着いてきている』とのことだったよ。オーガスタで一緒に練習ラウンドができないことを残念がってくれた」
事故後には、友人として何かできることはないかと申し出たこともあったという。「子どもの世話をしてほしいなら、もちろんするよ。『マクドナルドが食べたいから持ってきてほしい』とか、そんなことでも僕は構わないんだ。僕が手首のケガで離脱したときには手を差し伸べ、気にかけてくれた人たちがいたから」とサポートを惜しまないつもりだ。
3月には「プレーヤーズ選手権」を制し、2017年「全米プロ」以来となる2つ目のメジャータイトルへ期待も高まるが、入れ込みすぎて空回りしてきた教訓を胸に刻む。
「ほかのメジャーと同じように準備しているつもりだけど、やっぱり誰もがより(マスターズで)勝ちたいと思っていて、僕もそうだった。もうすぐ28歳になる僕が少しは成長して、自分の時が来ればそうなる(勝てる)ことを理解していればいいんだけど」と闘志を秘めた。