2021年 WGCデルマッチプレー

松山英樹は2年連続で初戦黒星 初出場オルティスに大敗

2021/03/25 06:23
松山英樹は初出場のオルティスを相手に初日を落とした(Steve Dykes/Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 初日(24日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

松山英樹はグループリーグの初戦を落とし、週末の決勝トーナメントへの道がいきなり険しくなった。昨年ツアー初勝利をマークしたカルロス・オルティス(メキシコ)に4&3(3ホールを残して4ダウン)で敗れ、勝ち点を奪えず4人1組のグループ10で3位タイに沈んだ。各組1位に限られる決勝進出のためには残り2マッチを落とせない。

右ラフにこぼすティショットが目立ち、出だし3ホールを連続で落とすまさかのスタートだった。4番(パー3)はパーで、相手のミスから2ダウンに戻したが、続く5番で4.5mのチャンスをパットで生かせず流れに乗れなかった。

全体的には例年よりも風が穏やかなコンディションで劣勢となり、9番で痛いミスショット。残り171ydの第2打がグリーンに届かず手前のペナルティエリアに入り、不可解な表情を浮かべた。後からセカンドショットを打つオルティスを楽にさせて、3ダウンで折り返し。10番で9mのバーディパットで1ホールを取った後、11番(パー3)では6mを外して天を仰ぐと、逆に3mを沈められてすぐさまホールを献上した。

バーディを決めたのは2ホールだけ(記録上は3バーディ)。ドーミーホールとなった15番では1Wで333ydドライブを見せ2打目でピンそば1.2mにつけながら、相手に先にバーディを奪われてパットをさせてもらえないままマッチが終了した。

言葉残さず…

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「素晴らしいプレーでやるべきことをやれた。こういったプレーができればなかなか負けないと思う」と胸を張った大会初出場のカルロスはフェアウェイキープが4ホール(松山は6ホール)でも、大きなミスをしないまま少ないチャンスをものにした。

一方の松山は2年連続で初陣を落とす結果に、ホールアウト後は言葉を残さずすぐに帰りの車に乗り込んだ。2日目のブライアン・ハーマン戦に敗れれば、3日目パトリック・カントレーとのマッチを残してグループリーグ敗退が決まる。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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