2021年 WGCデルマッチプレー

悩めるマキロイが新コーチに師事 コロナ禍も影響?

2021/03/24 10:19
ロリー・マキロイ(Sam Greenwood/Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 事前情報◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

不振が続いているロリー・マキロイ(北アイルランド)が新たなコーチを迎えた。ブルックス・ケプカヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らを指導する英国のピート・コーウェン氏に師事したことを英デイリーテレグラフや米ESPNが伝えた。

マキロイは2019年11月の「WGC HSBCチャンピオンズ」を最後にツアー優勝がなく、今月には約3年ぶりに世界ランキングでトップ10から外れ11位に後退した。

2週前の「プレーヤーズ選手権」では初日に「79」をたたいて予選落ち。試合後「スイングスピードを上げてボールは飛ぶようになったが、スイング全体には悪影響を及ぼしている。以前のものを取り戻そうと必死。フラストレーションがたまっている」と話し、パワーアップに成功したブライソン・デシャンボーに感化されたことも明かしていた

マキロイは8歳のときから地元の北アイルランド・ベルファストで、マイケル・バノン氏をスイングコーチに据えてきたが、この3月には試合会場でPGAツアーの各選手を直接指導するコーウェン氏にアドバイスをもらうシーンもあった。

デイリーテレグラフは「バノン氏はここ最近、PGAツアーの試合に姿を見せておらず、パンデミックによる移動が問題の一部かもしれない。マキロイは単純にもっとアメリカで活動できるコーチを欲しているが、バノン氏の状況がそれを許していない」と、コロナ禍での渡航制限を新コーチ誕生の理由と推測した。

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