2009年 全英オープン

久保谷健一開き直りのゴルフで最後まであきらめない!

2009/07/19 10:02
自分に腹を立てることもなく淡々とプレーする久保谷健一

「全英オープン」の予選2日間を首位と2打差の3アンダー4位タイで終えた久保谷健一。大会3日目は最終組の3つ前でビジェイ・シンとのラウンドとなった。序盤はパープレーを続けた久保谷だが、8番でボギーを先行させると、9番ではショットの方向性が悪くダブルボギーを叩いてしまった。

「左は絶対ダメだけど、なんとなく乗せたいし、右も行きそうだなと思ってたら、どっちにも行きますよね」と9番でのミスを振り返る久保谷。10番でバーディを奪い返すが、その後も3つのボギーを叩き、通算2オーバーの14位タイまで後退してしまった。

「予定通りというか、まあこんなもんです。ショットがあれだけ曲がれば、打ちますよね。前半は耐えられたこともあるんだけど、やっちゃいけないミスやイージーミスをやるとリズムが悪くなってきますね。初日と逆で、悪い方の流れに自分で引きずり込んじゃいました。

ぼーっとしてるんじゃないけど、残り何ヤードで何番ねって、どの高さに打ってどういう球筋でどこに落としてって考える余裕が無い。ショットの不安があるし、そこまで到達できてないです。馬鹿だな、それじゃオーバーするよって。防げたミスを防げなかったのが敗因。自分のゴルフの悪いのに気を取られ過ぎてました。

ただ、ゴルフの組み立て方や精神力は、自分で言うのもなんだけど、一流に近いと思う。僕みたいな考え方をしてるとみんな勝てるな。気落ちしないし、ミスしてもカッとならないし、切り替えも出来るし、木につこうがディボットだろうが歓迎できるし。あとはゴルフの内容だけ。コースとか雰囲気的には出来そうだけど、今の状態じゃアンダーパーは厳しいね。天候が大荒れで、泥試合みたいになればちょっと抵抗できると思うけど」。

マイペースっぷりを発揮している久保谷が最終日に順位を上げるには、この開き直りのゴルフが最後まで続くことが必要となりそうだ。

2009年 全英オープン