2021年 アーノルドパーマー招待

2打差4位のスピース ホールインワンのち“おひとりさま”プレー

2021/03/07 13:20
エースも達成したスピースが2打差4位に浮上(MIke Ehrmann/Getty Images)

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 3日目(6日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)

カラーで弾んだボールはフックラインをたどり、ど真ん中からカップに落ちた。ジョーダン・スピース前半2番(パー3)、5Iでホールインワン。直前の1番でのバーディから開始2ホールで3打伸ばして勢いづき、通算9アンダーの4位につけた。

スピースにとってのツアー3回目のエースは「当たりがちょっと薄いミスヒット」から生まれた。「完璧なショットは入らなくても、期待していないときに入ったりするものだね」。前半のうちにトップに躍り出る活躍で場内を沸かせた。

🚨 ACE ALERT 🚨@JordanSpieth starts birdie-ACE!

He's 1 back @APinv.#QuickHits pic.twitter.com/rqhrk3zXtY

— PGA TOUR (@PGATOUR) 2021年3月6日

思わぬハプニングもあった。3番で池に3発入れ「9」をたたいた2サムの同伴競技者、ジャスティン・ローズ(イングランド)が腰の痛みを訴えて4番で途中棄権。スピースはその後ひとりでプレーすることになった。「しばらくは良いペースで回れたけれど、バックナインの途中からは前の組に追いつくようになってしまった。14番から17番くらいはもう少しゆっくり歩けば良かった」。終盤5ホールで2ボギー。トップからは陥落した。

大会への出場は今年が初めて。2017年「全英オープン」でのツアー11勝目を最後にタイトルから見放され、世界ランキングは現在62位。前週の「WGCワークデイ選手権」の出場権を得られなかった。次週に同じフロリダ州で行われる「プレーヤーズ選手権」を見据え「難しいコースでの良いテストになる」という狙いから参戦。2月以降の直近3大会に続く優勝争いになる。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

2021年 アーノルドパーマー招待