「50歳まで戦いたい」激変ジェイソン・デイ 33歳のモチベーション

◇米国男子◇AT＆Tペブルビーチナショナルプロアマ 2日目（12日）◇ペブルビーチGL（7051yd）、スパイグラスヒルGC（7041yd、いずれもパー72、カリフォルニア州）

つばが平らなフラットキャップも、ボリュームアップしたヒゲも見慣れない。ジェイソン・デイ（オーストラリア）がスパイグラスヒルGCを6バーディ、3ボギーの「69」でプレー。首位と6打差の通算6アンダー14位とまずまずの位置につけ、2021年3試合目で初の予選通過を決めた。

クラブ契約フリーとなり、コーチとして過去にタイガー・ウッズも師事したクリス・コモ氏を迎えた。「この2カ月の間にセッティングも一新した。（スイングは）とにかく彼の言う通りにやってみて、コースではあまり技術的なことを考えないようにしている」と地道に歩みを進めている段階。

テーラーメイド スパイダー ツアー レッドに戻したグリーン上の相棒だけが懐かしい。世界ランキング1位に君臨したころに使っていたパターだ。「簡単ではないけれど、これでたくさんの成功をつかんできたからね」。前半16番では7mほどのバーディパットを沈めて連続バーディにつなげるなど、初日よりも荒れたショットをカバーした。

「40歳になったらやめると言ったこともあったけど、50歳までプレーしたい。まだ33歳で、体にはポジティブな感覚がある。自分自身が望めば、まだ時間は残っているんだ」と自らを奮い立たせる。

プライベートでは、妻のエリーさんが第四子を妊娠中だという。復活を目指す元世界ナンバーワンは、単独首位を走るジョーダン・スピースだけじゃない。