2021年 ファーマーズインシュランスオープン

小平智はサウスコースで自己ベスト 好リカバリーでリズム作る

2021/01/29 13:07
小平智は1アンダーで初日を終えた(Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(28日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)

一昨年は「74」、昨年は「75」だった難関サウスコースで、小平智が1アンダー「71」をマークした。全体の平均スコアが「73.167」だったことも加味すると、手応えは余計にある。69位でのスタートは大会3回目の挑戦で初の予選通過が見える位置だ。

ハワイで2021年をスタートしてから3戦目。「最近はショートゲームが成長したと感じる。それで大崩れせずにできていると思う」と小平は言う。6月のメジャー「全米オープン」をホストするコースはこの季節でもラフが深く、強い。パーオン率66.67%でもボギーを2つに抑えられたのはピンチで耐えた結果でもある。

前半13番(パー5)でグリーン奥からのバンカーショットの後、2mのパーパットを沈めてピンチをしのいだ。16番(パー3)で5mのスライスラインを読み切ってバーディを先行。18番(パー5)は3オンから4mの下りを流し込んだ。3つ目のバーディは右ドッグレッグの後半6番(パー5)、2打目をグリーン手前エッジまで運んで決めた。

「ちょっとドライバー(ショット)が良くなかったが、リカバリーがうまくいっていたので、そこまでストレスのたまるゴルフではなかった」と、57.14%だったフェアウェイキープ率にもめげずにプレー。この日の平均スコアで3ストローク以上の差がついたノースコース(69.449)に向かう体勢は整っている。

前週の「ザ・アメリカンエキスプレス」は初日39位から予選落ちした。今週は「落ち着いたゴルフ」をもう一度展開したい。

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