米国男子ツアー

PGAツアーチャイナは2021年シーズンも中止

2021/01/09 15:45
2019年の大会ではNBAのスター、ピッペンも姿を見せたPGAツアーチャイナ(VCG/VCG via Getty Images)

米国男子ツアー(PGAツアー)は8日、“3部”に当たるインターナショナルツアーについて最新状況を公表し、中国での新型コロナウイルスとアジア情勢の不透明さから、PGAツアーチャイナは2020年に続き2021年シリーズも中止すると発表した。

同ツアーの最高責任者、グレッグ・カールソン氏は「我々は、アジアと環太平洋地域の選手に競技の機会を提供するため、地域にコミットし、できる限りのことをしたいと考えている。2021年にプレーする選手のために他の機会を追求するとともに、休止期間を利用して22年にできることを査定したい」と述べた。シリーズ関係者が今後一年間協議を重ね、22年にはフルスケジュールでの開催を目指す。

PGAツアーチャイナは2014年に、12年創設のラテンアメリカ、その翌年から始まったカナダ(マッケンジーツアー)に続いてスタート。19年には、佐藤大平が日本人として初めて優勝している。20年シーズンは全10試合が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。

各ツアーのシーズン終了時に、上位成績を収めた選手に次のシーズンの下部ツアー、コーンフェリーツアーの会員資格を授与している。