11月の芝を警戒 松山英樹「良いプレーをして優勝できるようにしたい」
2020/11/11 08:20
◇海外メジャー◇マスターズ 事前(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)
史上初めての11月開催。今年で9度目の出場となる松山英樹にとっても初めてのルーティンで挑む「マスターズ」だ。大会前週にトーナメントに参戦したのは初めてのこと。「あまり深い意味はないけど…」というトライだったが、優勝争いの末に2位で終えて「すごく良い終わり方をした」と勢いをつけてオーガスタに乗り込んできた。
月曜日にアウト9ホールを歩きながらチッピングとパッティングで感触を確かめて、火曜日に18ホールをラウンドした。コースは例年と違って静寂に包まれているが、「ギャラリーがいないのはもう半年以上プレーしているので、さほど(違和感を)感じないと思うけど、芝が違うのは一番の違和感がある」と、通常のライグラスに混じってバミューダ芝が残るフェアウェイやグリーン周りを警戒した。
松山は初日、インスタートの第2組で大会をスタートする。出場選手が少ないマスターズでは1番と10番を使うティタイムは過去数例しかないが、スタート直後にアーメンコーナーを迎えるという展開になる。
「先週と今週では求められているゴルフが違う。しっかり切り替えて準備をしたい」という松山。当地でローアマチュアを獲得したのは9年前だが、いまもその感触はしっかりと残っている。「プロとしてしっかりと、本当に良いプレーをして優勝できるようにしたい」と前例のない一年を締めくくる大舞台を前に、気合いを込めた。