2020年 ビビント ヒューストンオープン

爆発の前半と我慢の後半 小平智は“久々”の予選通過

2020/11/07 11:39
前半にスコアを伸ばした小平智(Maddie MeyerGetty Images)

◇米国男子◇ビビント ヒューストンオープン 2日目(6日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇7432yd(パー70)

小平智が予選カットのある米ツアーの試合で週末を迎えるのは、昨シーズンにあたることし1月の「ソニーオープンinハワイ」以来となる。

2番(パー3)でティショットを1mに絡めてバーディを先行させると、3番(パー5)もきっちり獲って連続バーディ。5、6番では立て続けに7mを沈め、5ホールで4つ伸ばす爆発力を披露した。

「ティショットも良かったし、(グリーンを狙う)アイアンも結構短い番手で打てていた。あとはパターが入っていたのが一番良かった」。パーオン率100%を記録するなど充実の前半を終えて首位と3打差3位につけていたが、後半は一転して我慢の展開になった。

11番(パー3)は13mから3パットでこの日初めてのボギー。12番でもフェアウェイからのセカンドショットを奥に外してスコアを落とし、15番(パー3)で再び3パットボギー。「パターが入らなくなって、タッチもちょっと合わなかった。対照的な前半と後半になってしまった」と振り返った。

スコアは前半「31」に対し、後半「38」。ただ、17番では3mのパーパットをねじ込み、ティショットを左に曲げた最終18番も耐えた。「風を間違えたり、もったいないミスが多かった。本当だったらバーディチャンスに付けられたところをギリギリのパーみたいな形になったので、あんまりしのいだとは思ってない」と貪欲に言った。

4バーディ、3ボギーの「69」で通算1アンダー21位タイ。出場選手全員が4日間をプレーした2週前の「ZOZOチャンピオンシップ」は14位で折り返し、35位で大会を終えた。週末を迎えるポジションとしては2試合連続で上々の位置にいるが、悔しさをにじませるあたり状態が上がってきた証拠だ。

「コースの印象は悪くない。あんまり上も伸びていない。ガンガン攻めて、伸ばしていきたい」と力を込めた。

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