「なんでも1人でできるように」 金谷拓実のメンタリティ
2020/10/24 15:07
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 2日目(23日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)
ボギーなしの5バーディ「67」で通算7アンダー35位タイにつけ、プロ転向2戦目を折り返した金谷拓実の目線は高い。
ティショットがフェアウェイを外したのは後半5番(パー5)の1ホールだけ。パーオン率も90%を超えた。表情を引き締めるのは、「もうちょっとパターが決めきれたら…」というグリーン上の反省だけじゃない。
ビッグスコアが相次いだリーダーボードを見渡し、「5アンダーが“普通”のスコアになってしまう。どんどん(全体の)スコアが上がっていくから、やっぱり『すげえな』と。こういうのをどんどん経験していかないと慣れてこないと思うし、これがベーシックだと思うので」。レベルの高さをヒシヒシと感じながら、その世界基準を当たり前のように自分にも当てはめて考えることができる。
今週も含め、海外でプロの大会に出場する際は「コースをよく知っているし、早く雰囲気に慣れていきたい」と現地の外国人キャディを積極的に起用。近い将来の挑戦を目指す海外ツアー。思い描く理想像にも旺盛なチャレンジ精神が垣間見える。
「日本だったら、1人で車を運転して試合会場に来て…というのができるじゃないですか。それを海外でも、普通にできるようになりたいと思っています。運転、語学…もうちょっとしたら、なんでも1人でできるようにはなりたいなと思いますね」
プロになったばかりの22歳は、世界で戦う自分をどこまでも具体的にイメージしている。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)