2020年 ZOZOチャンピオンシップ

今平周吾は飛距離の“呪縛”から解放「いいイメージがつかめてきた」

2020/10/22 12:12
飛距離へのコンプレックスを克服した

◇米国男子◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 事前(21日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

自身8度目のメジャーとなった9月の「全米オープン」で初の予選通過を果たした今平周吾。「いつかは通らなきゃいけない壁だった。そこをひとつクリアできたという意味では、いいきっかけにはなった」と振り返る。

海外の舞台では悔しさにまみれてきた日本の賞金王。33位で予選を通過したことで「(少なくとも)2日間はいい感じでゴルフができた。アメリカでのいいイメージがつかめてきた」とターニングポイントになりそうな気配を感じている。

明確に変わったのは意識の部分だという。「そんなに飛距離にもこだわらなくなった」。体格からして違う海外勢にティショットで軽く30ydは置いていかれて力み、ショットがぶれる悪循環から抜け出した。「だんだん、周りも気にせずできるようになった。無理しないというか、それ(飛距離の差を埋めようとする)よりもショットの正確性、精度で戦おうという意識になってきた」と語る。

現時点では11月の「マスターズ」に向けて最後の試合になる予定。「距離的にもロングホールで2オンできるホールもある。そういう意味では、戦えそうかなっていう感じはある。1日3つ(3アンダー)くらいは積み重ねていきたい」。飛距離へのコンプレックスから解放されただけでなく、今週はコースセッティングにも気後れはない。精鋭が集うフィールドで存在感を示したい。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)

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