2020年 ザ・メモリアルトーナメント

痛恨!パー5で「10」 訴え実らずデシャンボーは優勝次戦で予選落ち

2020/07/18 09:56
デシャンボーは痛恨の「10」をたたいて万事休す(Jamie Squire/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 2日目(17日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)

シーズン再開後の話題の中心は、依然としてブライソン・デシャンボーか。今季初勝利を飾った2週前の「ロケット・モーゲージクラシック」以来の出場試合は、ビッグトラブルが視線を集めた。後半15番(パー5)で2度OBを喫し、1ホール自己ワーストの「10」を記録。1オーバーから「76」で回り、通算5オーバーで予選落ちした。

ボギーとバーディが入り乱れる派手なスコアカード。この日のデシャンボーにとって最後のパー5で、予想だにしないプレーが続いた。第1打を左のクリークに入れ、ドロップ後のフェアウェイウッドでの第3打は、ドローがかからず大きく右へ。打ち直しの5打目も同じ方向に飛び、その場から暫定の7打目も打った。

右サイドのラフ、民家との仕切りの鉄柵の下で“3打目”のボールを見つけたデシャンボーは、競技委員から「OB」の裁定を受けた。すると、「納得いかない。セカンドオピニオンを聞きたい」と別の競技委員を呼んで「僕の見方ではセーフだ」だと主張。過去に「アーノルド・パーマー招待」でフィル・ミケルソンが似た状況から打ったシーンを例に出し、「柵を飛び越えて向こうから打てないかな」と訴えたが、境界線となる鉄柵の棒の面をボールが越えていると判断された。

結局8オン2パットで、ダブルパー。昨年の「WGCフェデックスセントジュード招待」以来、約1年ぶりに2ラウンド続けてオーバーパーをたたき、予選で姿を消した。ちなみに両ラウンドのドライビングディスタンスは平均330.6yd、350.0ydでいずれもトップだった。

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