米国男子ツアー

ライダーカップとプレジデンツカップ 1年延期を発表

2020/07/09 10:54
「ファンなしはあり得ない」とリード(Ron Jenkins/Getty Images)

9月に開催する予定だった2年に1度の欧州選抜と米国選抜の対抗戦「ライダーカップ」(米ウィスコンシン州ウィスリングストレイツ)について、主催する全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)などは8日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年9月21日開幕に延期すると発表した。

これに伴い、2021年に開催予定だった世界選抜と米国選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」(ノースカロライナ州クエイルホロークラブ)は22年9月19日開幕に延期された。

全米プロゴルフ協会のセス・ウォーCEOは「延期は残念ですが、公衆衛生を守るために全力を尽くすのは最も重要なことです。無観客は現実的ではありませんでした」と説明した。

ライダーカップの過去3大会で米国選抜としてプレー経験のあるパトリック・リードは「誰にとっても安全になるまで延期するのは正しい決定です。ファンなしのライダーカップはあり得ません。ファンと一緒にプレーできないなら、プレーしたくない」と延期に賛成した。

米国選抜の主将を務める予定だったスティーブ・ストリッカーは「選手はみんなプレーしたかった。でも正直なところ、ファンのいないライダーカップはライダーカップなり得ません。ファンなしだと世界中のゴルフファンをだましてしまう」と話した。