2020年 ワークデイ・チャリティオープン

“出場自粛”のケプカ弟に次週新規大会の出場権 松山英樹もエントリー

2020/07/04 15:25
松山英樹、パトリック・カントレーら同会場「メモリアル」の歴代覇者もエントリー※写真は2019年「ザ・メモリアルトーナメント」

次週9日(木)からオハイオ州ミュアフィールドビレッジGCで行われる米ツアー「ワークデイ・チャリティオープン」のエントリーが3日に締め切られ、新型コロナウイルスに感染した関係者との濃厚接触を理由に前週の「トラベラーズ選手権」を欠場した世界ランク5位のブルックス・ケプカ、弟のチェイス・ケプカがフィールドに名を連ねた。

「トラベラーズ―」開幕前、ブルックスのキャディであるリッキー・エリオット氏がPCR検査で陽性と判定されたのを受け、兄弟は感染拡大防止のため大事をとって試合から身を引いていた。

チェイスの主戦場は下部ツアーで、予選会(マンデートーナメント)を通過して得た「トラベラーズ―」の本戦出場権を手放す形となった。ツアーはこの行動を評価し、今大会の出場資格を付与。運営部長のテーラー・デニス氏は「マンデートーナメント後の異常な状況を考えると、彼が自己犠牲を払って行動した結果、ワークデイに出場することは正当性がある」と話した。なお、「トラベラーズ―」についても、来年度の出場権を付与している。

大会はイリノイ州での開催を予定していた「ジョンディアクラシック」の中止を受けて同日程に組み込まれた新規トーナメント。引き続き無観客で行われ、ケプカ兄弟のほか、松山英樹パトリック・カントレーザンダー・シャウフェレジャスティン・ローズ(イングランド)らが出場予定。2月「ジェネシス招待」を最後に出場がないタイガー・ウッズはエントリーを見送った。

翌週は同じ会場で「ザ・メモリアルトーナメント」が、シーズン再開後初めてギャラリーを動員して行われる。

2020年 ワークデイ・チャリティオープン