PGAツアーが新シリーズを創設 試合減の“3部”選手が対象
2020/07/04 11:24
米国男子ツアー(PGAツアー)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で出場機会を失った選手のため、8月から8試合のシリーズを実施することを決めた。米ゴルフチャンネルが3日、報じた。対象となるのはマッケンジーツアー(カナダツアー)、PGAツアー・ラテンアメリカ、PGAツアー・チャイナに所属する選手で、いずれも米国内で行うとみられる。
8試合のうち最初の3試合はジョージア州で行い、アラバマ州での1試合を挟んで、その後フロリダ州で3試合を行う。最終戦の会場は現段階で未定。各大会は144人が出場する3日間54ホールのストロークプレーで、賞金は最低でも総額10万ドル(約1075万円)、優勝1万6000ドル(約172万円)という規模。エントリーにそれぞれ675ドル(約7万2500円)がかかる。出場資格は各ツアーの出場優先順位に従って付与され、コーンフェリーツアー、主催者推薦枠も設ける。
なお、感染拡大防止のためキャディは付けないルール。毎日の検温のほか、期間中にレストランやトレーニングジムの利用禁止を義務付けた。
PGAツアーおよび下部コーンフェリーツアーが6月に3カ月ぶりにシーズンを再開させた一方で、“3部”に相当するインターナショナルツアーは今後の見通しが立っていない。ラテンアメリカツアーは中断前に1試合を実施してから中断、カナダは全日程中止、中国は2月に予選会とシーズンの延期が決まってからその後の発表がない。