「第136回全英オープン」いよいよ開幕

異常なまでに厳しかった1999年とは別のコースに感じられる、今週のカーヌスティ。8年前にここで痛めつけられた選手は、声を揃えて今年のカーヌスティを絶賛している。過去カーヌスティではトミー・アーマー、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー、トム・ワトソンといった名チャンピオンが誕生している。

今週は、世界ナンバー1のタイガー・ウッズや、ナンバー2のフィル・ミケルソンが、偉大なチャンピオンの仲間入りを目指す。カーヌスティは、スコットランドで北海に面したコース。ゴルフ発祥の地、セント・アンドリュースから北に38キロの場所に位置する。過去数日間、肌寒い気温に見舞われたほか、6週間雨が続き、今年の「全英オープン」も天候に左右される大会となりそうだ。

火曜日は好天に恵まれたが、水曜日の朝はかなりの雨が降り、午前9時を過ぎた頃はまだ練習場はガラガラの状態だった。午後に入って、空はやや明るくなり、選手は最後の調整に余念がなかった。硬く速かった2006年のホイレイクと比べると、カーヌスティはソフトで、ラフは手強くない。優勝スコアは、2桁に近いアンダーパーになると予想する人もいる。99年、プレーオフに進んだ選手のスコアは6オーバー。その99年大会でメジャー通算2勝目を狙ったタイガー・ウッズは7位だった。過去にメジャーで3連覇を達成した選手は6人しかいない。今週、タイガーは7人目の快挙を目指すことになる。

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