2020年 ワークデイ・チャリティオープン

新規大会は「ワークデイ・チャリティオープン」 会場は「メモリアル」と同一も無観客

2020/06/16 15:30
7月の新規大会はミュアフィールドビレッジGCで開催(写真は12番ホール)

7月に米国男子ツアー(PGAツアー)の新規大会としてオハイオ州コロンバスのミュアフィールドビレッジGCで開催されるトーナメントの名称が「ワークデイ・チャリティオープン」に決まった。

7月9日(木)開幕を予定していた「ジョンディアクラシック」の中止を受けて決まった、ビジネスソフトウェア開発のワークデイがスポンサーを務める代替試合。翌週の「ザ・メモリアルトーナメント」と合わせて同じ会場で2週続けてのツアー大会となり、「ワークデイ」は無観客、「メモリアル」は1日の入場者を8000人程度に制限して行われる見込みだ。

「ワークデイ」は出場人数156人、賞金総額620万ドル(約6億6500万円)に設定。大会スポンサーのワークデイが開催地のネーションワイド・チルドレンズホスピタルに100万ドルの支援を行っているため、チャリティが新規トーナメントの重要な側面になるとしている。ワークデイは、全米プロバスケットボール(NBA)ゴールデンステート・ウォリアーズのスター選手、ステフィン・カリーらが設立した財団へ50万ドルの寄付も行う。

PGAツアーのチーフトーナメントオフィサー、アンディ・パズダー氏は「タイトルスポンサーとして私たちと提携し、イベントで慈善活動に大きな影響を与えることを誓約してくれたワークデイに感謝したい。ジャック・ニクラスに対しても、ホストを務めるメモリアルトーナメントの1週間前に彼のミュアフィールドビレッジGCがイベントを主催してくれることを感謝したい」とコメントした。

米ゴルフチャンネルによると、2週連続開催は2つの異なるセッティングを採用。「ワークデイ」はラフを3.5インチと少し短くし、グリーンのスピードをスティンプメーターで11フィートと遅めに設定することで、より柔軟にピン位置を決められるようにするという。また、芝を保護する観点から特にパー3では様々なティイングエリアを使う予定としている。

「メモリアル」では、ラフを4インチに伸ばし、13~13.5フィートの高速グリーンに仕上げる。両トーナメント開催週の月曜日にあたる6日と13日は、メンテナンスのためコースを閉鎖する。

2020年 ワークデイ・チャリティオープン