米国男子ツアー

「問題児」サバティーニが逆ギレ!?観客がヤジで退場処分

2007/08/07 11:55

先週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」最終日、同じ組で回ったタイガー・ウッズロリー・サバティーニ。今年のワコビア選手権でタイガーと最終日、最終組でラウンドし、4打差の敗戦にも関わらず「タイガーはこれまでにないくらい負かすことができる」と豪語したサバティーニ。その発言に対し、タイガーは今季だけで既にサバティーニの生涯優勝回数に達していると皮肉めいて反論。メディアを通じてこの二人の「口論」が繰り広げられていた。

ワコビア以来の二人の再会に注目は集まったが、再びタイガーの圧勝だった。1打差リードで挑んだサバティーニはバーディ発進したものの、タイガーとのバーディ合戦にはついていけず失速。9番ホールをダブルボギーとし、その時点で逆に6打差をつけられていた。

直後、サバティーニの鬱憤が爆発した。10番ホールに移動中、観客の男性が「まだタイガーを負かすことができると思うか?」とヤジを飛ばした。サバティーニはその男性に食って掛かり、警備員に取り押さえるよう指示。その男性は警官2人にクラブハウスへと連行された。

「ここは俺たちの職場なんだ。仕事をさせてくれ。コース上では礼儀というか、常識を持って欲しい。ビールを飲みすぎていたのかな…」とサバティーニ。

サバティーニといえば、そのせっかちで短気な性格で知られていて、これまでにも何度か問題を起こしてきた。ツアー屈指のスロープレーヤー、ベン・クレインと同組でラウンドをした時は、パッティング中のクレインを置き去りにして次のホールのティショットを打ってしまった珍事はまだ記憶に新しい。

「問題児」サバティーニの周りではなぜかいざこざが絶えない…。