2020年 ザ・メモリアルトーナメント

「メモリアル」ギャラリーは一方通行 支払いはキャッシュレスで

2020/06/14 09:00
例年ならギャラリーが埋め尽くすミュアフィールドビレッジGC※写真は2019年「メモリアルトーナメント」(Matt Sullivan/Getty Images)

7月16日からオハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで行われる米男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」は、新型コロナウイルス感染拡大によるシーズン中断後に初めてギャラリーを受け入れる大会として注目を集める。主催者は来場者向けの感染対策ガイドラインを発表した。

大会は来場者にコースを訪れる前の検温と、米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに基づく6項目の健康チェックを行うことを要望。会場のゲートでも同様の問診と検温を実施し38℃以上の熱があった場合は一時的に隔離し、再度の検温でも熱が下がらなかった場合は退去を指示する。場内ではマスクの着用を求める。なお、駐車場からゲートまでのシャトルバスは設けない。

各ホールにおいては密集を避けるため、通路は一方通行とした。観戦エリアには囲いをつくり、それぞれ“収容”できる人数をあらかじめ設定し、スタッフが監視する。入り口、トイレ、食事コーナーなどに手指消毒液を設置し、期間中は大会のボランティアらに消毒液のミニボトルを配布するという。また、現金のやり取りで接触しないよう、コース内でのすべての支払いはクレジットカードで行う。

今年は来場者をコースの収容人数の20%に制限。1日およそ8000人とみられている。入場チケットはすでに完売した。

米ツアーは「チャールズ・シュワブチャレンジ」(テキサス州コロニアルCC)で3カ月ぶりにシーズンを再開。最初の5試合は無観客で実施し、「メモリアル」を迎える。

2020年 ザ・メモリアルトーナメント