米国男子ツアー

試合数減の米男子ツアー 今季出場資格は来季も有効

2020/05/01 10:49
PGAツアーも異例の対応を余儀なくされている

プロゴルフの米国男子ツアー(PGAツアー)は30日、新型コロナウイルス感染拡大による試合数減少に伴う来季の出場資格を明らかにした。今季中に現状より上位の資格を得ない限り、ステータスは来季も維持される。

現在予定している6月11日の「チャールズ・シュワブチャレンジ」でのシーズン再開を前提にしたもの。PGAツアーは3月の「プレーヤーズ選手権」から13試合が中止または延期となり、シーズンおよび年間ポイントレース(フェデックスカップ)の縮小を余儀なくされている。来季の出場資格を争う機会が減ったことを受け、各選手のカテゴリーが今季より下がることをなくした。

8月のプレーオフシリーズ第1戦「ザ・ノーザントラスト」と第2戦「BMW選手権」については、フェデックスカップポイントをレギュラーツアーシーズン時の4倍から、3倍に変更する。最終戦(第3戦)「ツアー選手権」進出者30人には、通常は前年の優勝者のみが参加できる来年1月の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」への出場権を付与する。

一方で、下部コーンフェリーツアーからのレギュラーツアー昇格選手は例年よりも少なくする。シーズンで3勝以上した選手は昇格。今季のランキング上位10人のみがレギュラーツアーの下位資格(ポイントランク125―150位の下のカテゴリー)を得る。