米国男子ツアー

6月再開を目指す米ツアー 鍵は「ウイルス検査」

2020/04/17 16:37
6月第2週に延期した「チャールズ・シュワブチャレンジ」からシーズン再開となるか(Stan-BadzPGA-TOUR-Getty-Images)

約2カ月後の6月11日をツアー再開日に設定した米国男子ツアー(PGAツアー)は、その実現が、新型コロナウイルス検査キットの十分な供給による部分が大きいことを明らかにした。PGAツアースタッフとの質疑を米メディアが報じた。

メディアとの電話会議に応じたのはPGAツアーのアンディ・パズダー大会&競技最高責任者と、タイラー・デニス上級副社長兼最高執行責任者の2人。

パズダー氏は、再開することの自信について、「2カ月後に世の中がどうなっているかによる。少なくとも、最初の4試合を無観客でやることは助けになるが、自信は(新型コロナウイルス)検査キットの開発と広範な入手しやすさによるところが大きい」と説明した。

「いま、検査を学ぶことに多くの時間を割いている」とデニス氏。検査キットは世界的に不足しており、医療関係の利用を優先すべきとして、現時点でPGAツアーは「査定しているに過ぎない」というが、その数量に余裕が出次第、ツアーへの導入を目指すという。

選手たちは自宅を出る前に検査を済ませ、会場への移動中は衛生管理を徹底し、ホテルやツアー会場でも再び検査を受けるような運用になりそうだという。

パズダー氏は「110%の確証を持って言うわけではないが、6月の第2週にプレーすることにとても自信を持っている」と、期日までに厳格な検査態勢を整えられる見通しを示した。