「全米オープン」は延期の可能性浮上 コースはニューヨーク州
2020/03/27 14:29
世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの影響で、6月に開催予定の海外メジャー「全米オープン」(ウイングドフットGC/ニューヨーク州)が延期になる可能性が浮上した。大会関係者が開催日について「夏の終わりごろか、または9月のはじめにできれば」と明かしたと、米メディア「ニューヨークポスト」が報じた。会場の変更はしない方針だ。
14日に主催の全米ゴルフ協会(USGA)は開催に関する変更はないと明言したが、会場であるウイングドフットGCは22日に自宅待機の行政命令を受けて無期限の閉鎖となった。ホワイトハウスは、26日時点で米国の感染者数は6万8440人、死亡者数は994人と発表。ニューヨーク州ではそのうち3万2966人の感染者数を占める。
海外メジャー「マスターズ」(当初の予定では4月9日~)、「全米プロ選手権」(同5月14日~)の延期も発表されており、いずれも開催は不透明な状況が続く。1895年からの歴史をもつ「全米オープン」が中止になれば、第2次世界大戦中の1945年以来となる。