マスターズ観戦券 リセール価格がコロナウイルスで急落
2020/03/11 17:07
4月9日に開幕する男子の海外メジャー「マスターズ」(米ジョージア州・オーガスタナショナルGC)入場券の2次流通(リセール)価格が急落している。米ヤフースポーツのコラムニスト、ダン・ウェゼル氏が11日、報じた。
米ジョージア州でも新型コロナウイルスの感染拡大が確認されており、チケット売買サイトのStubHubでは練習ラウンドの4月6日(月曜日)の入場券が3月3日から10日の1週間で650ドル(約6万7600円)から400ドル(4万1600円)と38.5%下落。大会初日の4月9日(木曜日)は2515ドル(26万3000円)から1458ドル(15万2000円)と42.1%落ち込んだ。
正規価格は大会期間中が115ドル(1万1960円)、練習ラウンドは75ドル(7800円)だが、一部が流通市場に出回っている。1日4万人以上が訪れるゴルフの祭典でも需要が落ち込んでいることに同氏は「コロナウイルスセール」と表現した。
大会チェアマンのフレッド・リドリー氏は「専門家や権威と有効な事実や情報を引き続き見ながら、予防策を構築し、すべての人の安全を守る適切な措置をとる」と説明。4日時点では直前に開催されるイベントを含めて実施予定であることを明かした。