2020年 WGCメキシコ選手権

食あたりでキャディが交代→復帰 ベストスコアのバースデー男

2020/02/22 12:45
エリック・ファンローエンが誕生日に猛チャージ(Keyur Khamar/PGA TOUR via Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 2日目(21日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7355yd(パー71)

欧州ツアー1勝のエリック・ファンローエン(南アフリカ)が大会記録に並ぶ「62」をマークした。大会初日に食あたりでキャディが9ホールを終えた段階で急きょ離脱するアクシデントを乗り越え、通算10アンダーの2位タイにつけた。

前日に途中からキャディを任されたのは、専属のトレーナーだった。3オーバーで迎えた後半1番で交代すると、いきなりチップインイーグルを奪取するなど4つスコアを伸ばした。「(イーグルで)ポジティブな勢いがついたんだ」と1アンダー14位タイで終えると、この日はミネソタ大時代からの相棒キャディが体調を戻してカムバック。フィールドでただひとり、ノーボギーで回っただけでなく、9バーディを奪取した。

昨年8月の「スカンジナビア招待」で初勝利を挙げた。現在の世界ランキングは52位につける。

実はこの日が30歳の誕生日だった。「今朝、最初に妻に『ホントに年を取ったように感じるよ』と言ったんだ。でも僕はまだ若いと思ってるよ。30歳のスタートに9アンダーを出せたことは自分へのちょっとしたプレゼントだね」と笑った。(メキシコ・メキシコシティ/桂川洋一)

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