2020年 WGCメキシコ選手権

マキロイは参加に消極的な姿勢 新ゴルフツアー構想

2020/02/20 09:30
世界ランキング1位はもちろんメキシコでも注目の的 (Juan Luis Diaz/Quality Sport Images/Getty Images)

◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 事前情報(19日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7355yd(パー71)

世界ランキング1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が19日(水)、2022年以降の発足が構想されている新しいプロゴルフ競技「プレミアゴルフリーグ」への参加に消極的な姿勢を示した。

プレミアゴルフリーグは英国を拠点とする「ワールドゴルフグループ」が今年1月に構想を明らかにした。米ツアーをはじめとする各国主要ツアーとは別に立ち上げ、現在のトップ選手の参加を募る。世界各国で年間18試合を実施、各大会は参加人数が48人と小さいフィールドで、賞金総額は1000万ドル(約12億円)規模がかかるとされている。

マキロイは「WGCメキシコ選手権」の会場で構想について問われ、「考えれば考えるほど気に入らない」と突き放した。「プロゴルファーとして僕が大切にしていることのひとつは、自分の行動のすべてに自主性と自由が伴うということ。今週メキシコに来るのを選ばなかった選手もいるのがいい例だ。リーグでプレーしたら、他の選択肢がなくなってしまう」

新リーグは選手に全試合の出場を求めており、現行の他ツアーとの兼務は事実上、困難になる。マキロイは高額賞金については興味を示さず、ツアーが築いてきた伝統に価値を見出す。一方で「みんなが出て行ってしまう(リーグに参加する)なら僕に選択肢はない」と述べた。

タイガー・ウッズはこれまでに新団体から私的な接触があったことを認め、情報収集を進めているところ。現在の世界ナンバーワン選手による発言の他選手への影響が注目される。

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