3戦連続予選落ちの小平智 「勝負の年」に再浮上なるか
◇米国男子◇AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 3日目(8日)◇ペブルビーチGL(PB、6816yd/パー72)、スパイグラスヒルGC(SH、7035yd/パー72)、モントレーペニンシュラCC(MT、6958yd/パー71=すべてカリフォルニア州)
スパイグラスヒルGCを回った3日目、小平智は3バーディ、4ボギーの1オーバー「73」で通算7オーバーとして、カットラインに10打届かず、3戦連続の予選落ちとなった。
初日の出遅れを最後まで取り戻せなかった。「毎日違う3コースっていうのが難しかった。ここに落とすと寄っていくとか、ここにあったら簡単とか、練習ラウンドだけじゃ掴みきれなくて、“だいたい”になってしまった」と、ほぼぶっつけ本番の戦いで、ピンを攻めきることができなかった。
18年「RBCヘリテージ」でPGAツアー優勝を成し遂げた小平は、今シーズンが優勝シードの最終年。ここまで9試合に出場して予選落ちが5回、最高位は昨年10月「ZOZOチャンピオンシップ」の37位と上位争いにも絡めていない。
「勝負の年だと思っているので、もっと上に行けるようなゴルフをしないといけない。こうやって、初めての試合に出てみたりしていろいろ挑戦はしているので、あと1年、シードが獲れても獲れなくても、悔いのないゴルフをしたい」と覚悟を決めてやっている。
次週、一週間のオフを挟んで「プエルトリコオープン」(ココビーチゴルフ&CC)へと飛ぶ。「パットもそうだけど、ピンを攻められるショットや、アプローチの引き出しも増やさないと通用しない。スコアを落としたくないって気持ちが勝ったりすることもあるので、そういうのもどんどんなくしていきたい」と課題はまだたくさんある。つかの間のオフも「練習とトレーニング。最近トレーニングも少ししかできていないので…」と、自身を追い込んでいくつもりだ。(カリフォルニア州ペブルビーチ/今岡涼太)