松山英樹は有言実行の「67」 好調1Wを微調整
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 2日目(24日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)
チップインイーグルで幕を開けた松山英樹の2日目は、伸ばしたいノースコースで1イーグル4バーディ、1ボギーの5アンダー「67」。きっちりと前日に設定した目標スコアをクリアして、通算4アンダーの17位へと浮上した。
目覚めの一発は鮮やかだった。スタートホールの10番(パー5)で、2オンを狙った3Wの2打目は深い右ラフに外れたが、ピンまで約45ヤードの3打目を56度のウェッジで直接沈めてイーグル発進。右手前にバンカーがかかり、右エッジから4ヤードという厳しいピン位置だったが、「イメージはできていたので寄るかなとは思ったけど、入ってしまったのでちょっとびっくりしました」と、グリーンエッジに落とすピッチエンドランを見事に決めた。
前日のラウンド終了後には、好調だった1Wのウェートを2グラム軽くして、アイアンからの流れを調整した。「きょうはうまくいったところと、うまくいかなかったところの両方がある」。まだ求めるレベルには届いていないが、「きのうより少しは前進した」という自己評価。前半インは危なげなく、さらに3バーディを追加した。
後半に入って1バーディ、1ボギーと足踏みをしたが、大きなピンチはなかった。「後半になると、なかなか思うようなストロークができなかったり、いろんなミスが増えたりする。そこらへんを18ホール、4日間続けられるようにしたい」というパッティングが、残された宿題だ。
それでも、「“もう少し”っていう部分をうまく調整できたら、(難しい)サウスコースでもスコアを伸ばせると思う」と手応えものぞかせる。あすはロリー・マキロイ(北アイルランド)とトニー・フィナウがパートナー。ひとり10アンダーで逃げるライアン・パーマーに迫っていく。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)